ライフオブパイ/トラと漂流した227日 あらすじ [ライフオブパイ/トラと漂流した227日 あらすじ]

ライフオブパイ/トラと漂流した227日、1月26日ロードショー
ライフオブパイ/トラと漂流した227日
パイの物語 下 竹書房文庫 / ヤン...

パイの物語 下 竹書房文庫 / ヤン...
価格:680円(税込、送料別)


あらすじになります。

インドの少年が、船の難破によって、ひとり救命ボートで漂流する。ところが、そこに、船で輸送中だった獰猛なベンガルトラが乗り込んできてしまう。そんな虎と227日も漂流するなどということが可能なのか。いや、その前に、そんな途方もない物語を観客に信じこませることができるものだろうか?

それが、できるのだ。
少なくとも、「ライフ・オブ・パイ」という映画の中では、それが不自然でないように描かれている。

そのための布石として、主人公のパイと呼ばれる少年には、どこか「普通ではない」ところのあるところが最初に印象づけられている。

第一は、父親の親友が水泳好きだったおかげで、名前にパリの水泳プールの名をつけられてしまう。しかし、それは、インドではトイレにつながる言葉であるため、少年は学校で馬鹿にされ続ける。そこで、少年は一計を案じ、くらすの最初の時間に、自分からあだ名をつけて披露してしまう。それが円周率を意味するパイであり、その作戦が功を奏してパイが愛称になっていく。

第二は、それもあって、泳ぎが得意だたことが示される。なにしろ、プールにちなんだ名を持っているのだ。

第三は、信仰心の厚さである。それもヒンドゥー教の神も、キリスト教の神も、イスラム教の神も、すべてに等しく親愛の念を抱く、という途方もない信仰心である。それは、いわば、世界というものに対する開かれた心根とでもいうべきものであり、ひとり大海原に放り出されたときも簡単に絶望しない精神を生み出すことに繋がっていく。

動物園を経営していた父親が、一家でカナダに移住するにあたり、珍しい動物たちを船に積み込み、それを現地で売り払って生活費の足しにしようと考える。

その航海の途中、嵐のため船が難破し、海に投げ出されたパイは、かろうじて救命ボートに乗り込む。ところが、そこには、同じく海に投げ出され、乗り込んできた動物たちがいた。シマウマ、オランウータン、ハイエナ、さらには、虎までもが乗り込んでくる。そして、最後は虎と「二人」だけになる。

パイは、ボートの底に敷いてあるすのこでなんとかイカダを作り、船尾にロープでしばりつけて乗り移る。そのようにして虎との「棲み分け」を図るのだ。

しかし、危機的な状況が去ると、絶望的な状況に見舞われ、それを克服すると、さらに危機的な状況が訪れる。

そのたびに、少年は、神に祈る。だが、神は答えず、独力で危機を乗り切っていかなくてはならない。

そうした日々の中、カツオに追われたトビウオの乱舞に驚愕し、音もなく星降る夜に茫然とし、激しく光る稲妻に歓喜する。

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